全国6ヵ所8公演、ご盛況いただきました「タラ・ジェイン・オニール ジャパン・ツアー2008」ですが、皆様のおかげで盛況のうちに終了することができました。どうもありがとうございます! 思い返せば、彼女の初来日は2002年。もう6年も前のことになります。あれは「map」で招聘をはじめてまだ3回目のツアーで、怖いもの知らずというかバカというか、自由が丘の雑貨店のロフトや尾道の植物園、大阪のお寺など、人の縁を頼りに変わった会場をあちこち回った思い出深い1本でした。きっと、あれでやめられなくなったんだな、と、今さらながらに思うわけです。そして、道中、物販の売上金をメンバー皆と均等に分け合い、疲れが溜まった頃にそっと呼び出されて行けばREOスピードワゴン(笑)の曲をお礼だと言って歌ってくれたり、ツアー全体の人間関係や収支もことあるごとに気を遣ってくれるなど、ステージ上こそヤサぐれてはいますが(笑)、じつはタラから教えてもらったことは、個人的には大きな糧になっていたり、するのです。
今回、彼女の入国は3月28日だったので、一昨日の帰国までの実に18日間を一緒に過ごしたわけで、案の定、なんだか急に家の中がガランと……。それでも一方、夢の中では相変わらずリハの時間に遅れたり、ペダルからのノイズに冷や汗をかいたり、居酒屋のメニューの説明に四苦八苦したりしてツアー続行中でして、後遺症もひどいものです。
ともあれ、広尾のユニバーサル・マージナル・ハイツでの作品展示「What Becomes What」は、今月27日までまだまだ開催しております。ぜひ足をお運びくださいませ。彼女曰く、コンセプトは「Cheap Art for Poor People(貧乏な人のための安価なアート)」というわけで、作品の価格も3,000円~30,000円とお求め安い設定になっています。このチャンスに、彼女の作品をぜひお手元に。なかなかない機会ですよ!