スウィート・ドリームス・プレスは、2007年の夏にスタートしました。当初は『スウィート・ドリームス(Sweet Dreams)』という雑誌を発行するための名前でしたが、その刊行前にカナダ人イラストレーター、ジュヌヴィエーヴ・カストレイの展示会の企画/制作を、また、ほぼ同時期に、BEST MUSICという東京のパフォーマンス・ユニットのファースト・アルバム『Music for Supermarket』をCDでリリースしてレコード・レーベルとしての活動もスタートしすることになります。というわけで、先述した『スウィート・ドリームス』創刊号の発行は2007年冬になりました。表紙は米オリンピア在住の切り絵作家、ニキ・マクルーアの作品で、これは最近刊である第4号まで変わりません。
以降、スウィート・ドリームス・プレスは、CDやレコードのリリースを中心に、ツアーやライブ・イベントの企画・制作を続けてきました。今までにリリースしてきたアーティスト/バンドは、そのほとんどが、たまたまめぐり合ってたまたま信頼関係を結んだ人たちで、私たちはそうした幸運に支えられています。ちなみに「スウィート・ドリームス」の名付け親はアメリカのシンガー・ソングライター、ビル・キャラハンでした。なぜ彼がこの名前を選んでくれたのか、その謎解きは、私たちの活動の道のりそのもののような気がすることもあります。
福田教雄