ご報告が遅くなりましたが、タラ・ジェイン・オニール&二階堂和美のジャパン・ツアー2011、無事に終了しました。広島~神戸~京都~町田~下北沢、無事に5公演を終了しました。また、その後、タラ・ジェイン・オニールだけ出演した東京・幡ヶ谷公演も満員御礼のギューギューにて終了。暑い中、大勢のお客さんにお越しいただきました。どうもありがとうございます。
タラは先週木曜日にアメリカに帰国し、また、その2日前にニカさんも広島に帰っていきました。タラはこれからの数カ月、短いツアーが続いてなかなか家にいる余裕もないようですが、この夏には名作『A Ways Away』以来となるオリジナル・ソロ・アルバムの制作に本腰を入れるようです。8月中旬にはウッドストックに飛んでアイダのエリザベス・ミッチェル、ダニエル・リトルトンと録音に入るんだと言ってました。また、ご存じのように二階堂和美さんは明日、ニュー・アルバム『にじみ』をリリースします(特設サイトはこちら)。5年ぶりのアルバム、しかも全曲ニカさんがつくった曲です。全17曲、いろんな曲が入ってます。笑ったり、悲しくなったり、振り返ったり、前を向いたり……。我が家のこの一カ月の鼻歌はもっぱらこのアルバムの曲のどれかです。そのときの気分によって、鼻歌う曲も自然変わります。5年後、10年後にこのアルバムとどう接しているのか、そういうことも今から楽しみ。ジャケットも素敵な素晴らしい作品です。ぜひ皆さんも聴いてください。そういえば明後日の七夕の晩には「ほぼ日」でユーストリームでのライヴもあるようです。
ちなみに上の映像は、今回のタラのとっておきカバー曲の「The Rainbow Connection」。『セサミストリート』ほかで有名なカエルのマペット、カーミットが歌う曲です。今回のツアーでは毎晩のようにこの曲を披露していたタラですが、町田の簗田寺公演だけは途中で曲を一旦やめ、短いMCを挟んでいました。「今日はちょっと言わなきゃいけないことがあるの。今日ニューヨーク州で同性婚が合法になりました。この曲をその素敵なニュースに捧げます」。ご存じのようにタラ自身レズビアンで、数年前には女性と結婚していました(現在は離婚)。同性婚を合法とする州はアメリカではニューヨークが6つ目とのことですが、ともかく彼女はそのことを皆に伝えて曲を続けたのでした。また、翌日下北沢インディーファンクラブで、泣いて顔をくしゃくしゃにしながら歌ってたニカさんのことも思い出すと、何かことしのツアーはいつにも増して特別だったような気がします。で、実はこのツアーはこれで終わりではありません。8月初旬にアメリカに場所を移し、タラ・ジェイン・オニールと二階堂和美のツアーは続きます(!)。8月1日のシアトルから南下して6日のサンフランシスコまで5~6公演、今、タラ自身が最終調整をしてくれています。詳細はまた決まり次第お知らせします。いやあ、ふーむ、さーて、どうなることやら、ふふふ……。