タイトル:スウィート・ドリームスのスウィート・ワールド展のその2
会期:2010年4月29日(木)~5月9日(日)
会場:京都・トランスポップギャラリー(075-723-1780)
住所:〒606-8203 京都市左京区田中関田町22-75
時間:正午12時~午後7時(水~土)
正午12時~午後6時(日)
会期:2010年5月21日(金)~5月23日(日)
会場:東京 立川・ギャラリーセプチマ
住所:〒190-0004 東京都立川市柏町3-8-2
会期:2010年5月21日(金)~5月23日(日)
時間:正午12時~午後7時
イベントその1
2010年5月22日(土)
開場/開演:午後4時
入場料:1,000円
出演: Tenniscoats, My Pal Foot Foot, the teachers, 本松洋子
DJ:タナK
ホスト:Mt. Shadows (Shibata, Hatano, Fukuda)
イベントその2
2010年5月23日(日)
無料/午後3時頃から
ホスト:Mt. Shadows (Shibata, Hatano, Fukuda)
ゲスト:吉本栄
2009年6月、東京の「NOW IDeA by UTRECHT」で開催した「スウィート・ドリームスのスウィート・ワールド展」、その続編を開催します。スウィート・ドリームスという雑誌のようなムックのような本の3D版とでも言えるこの催し。縁の深いアーティストの作品展示を中心に、前回はチーム・キャシーと共同で私たちの発想の素になったレコードや書籍を集めてみましたが、今回はそのささやかなマーケット・バージョンとでも言いましょうか、なるべく手軽に買える値段のグッズを可能な限り集め、作品を見るだけじゃなくショッピングもお楽しみいただけるようにしてみました。どの商品も、なかなか現物を手にする機会が余りないものばかり。新緑の爽やかな季節、またとない機会ですので、どうぞ会場までお出かけください。お待ちしております。
参加アーティスト
ニキ・マックルーア(米・オリンピア)
Nikki McClure
毎号『スウィート・ドリームス』の表紙を飾る切り絵アーティスト。スリーター・キニーやザ・クラブスなど米北西部の人気バンドの作品を彩り、最近では二階堂和美のアルバム『ニカセトラ』のジャケットを手がけたことでも知られています。また、その精緻な切り絵を使った毎年のカレンダーは、今では定番商品としてインディー・ロック・ファンならずともおなじみの一品。今回はその作品の展示だけではなく、カードや作品集、トートバッグにTシャツなど様々な商品を集めてみました。
タラ・ジェイン・オニール(米・ポートランド)
Tara Jane O’Neil
本展示とクロスフェードするように、5月6日から全7公演のツアーがはじまるシンガー・ソングライター/サウンド・アーティスト。今回で5回目の来日ということからも、スウィート・ドリームス/マップにとっては非常に縁の深い存在と言えるでしょう。絵画作品の展示も今回で3度目。その不安定な描線が、得もいわれぬメランコリアを運びます。なお、作品以外にもTシャツやカードなど、チープ・アート・フォー・プア・ピープルを合言葉に、手ごろな商品を用意してくれるようです。
カイル・フィールド(米・サンフランシスコ)
Kyle Field
残念ながら来日はキャンセルになってしまったものの、2008年5月に東京で「カントリー・クエスチョンズ」展を開催したミュージシャン/イラストレーター。深い幻想性をたたえつつ、絶妙にポップなドローイングは世界各地で展示をされ、今ではすっかり人気アーティストのひとりに。今回は、プリントにTシャツ、カードにスケートボードのデッキ(!)などが上陸予定。すべて販売する予定です。また、音楽家としても、今後、驚きの大ニュースが控えているらしいとか(?)。
ジュヌヴィエーヴ・カストレイ(米・アナコーテス)
Genevieve Castree
1981年、カナダ、ケベック生まれのイラストレーター。コミックとアートの境界を越える精緻な描写が熱狂的な人気を集めている彼女の作品は、これまでに3度、国内でも展示されてきました。また、ウォーヴやオ・パンという名前での音楽活動も継続中。本年3月にも来日し、マウント・イアリの国内ツアー最終日に参加、素晴らしいパフォーマンスを披露していました。今回は4月14日~25日まで同ギャラリーで開催される「魔法使い」展では展示しなかった作品を特別に寄せてくれました。
チーム・キャシー(日・東京)
Team Kathy
『スウィート・ドリームス』創刊の大きなインスピレーションのひとつとなった東京のジン・レーベル。『Kathy』や『Carson』、『Romangetic Island』や最近作の『Opshop+Wheatpaste』まで、硬軟取り混ぜ、意識は高く、しかしユーモアも忘れない充実した内容のジンを発行し続けています。『スウィート・ドリームス』本誌にも毎号雑誌内ジンとして寄稿中。前回の「スウィート・ドリームスのスウィート・ワールド」展では、彼らと一緒に「141」というジンを制作したのでした。
冨岡映里(日・東京)
Eri Tomioka
「the teachers」なる名前で活動している布小物雑貨アーティスト。手芸でもありアートでもある、そして、とにかく楽しいキュートな作品の数々は、まず手にしてみてこそ真価を発揮。同じ名前でクラシックギターを爪弾き、M.A.G.O.の片割れとして大いに気を吐く。日本各地のセレクトショップやギャラリーで見る者を虜にしてきた商品や作品を、このスウィート・ワールド展にも寄せていただきました。『スウィート・ドリームス』第2号にインタビューも掲載しているので読んでみてね。
セス・ハイ(日・東京)
Seth High
『スウィート・ドリームス』創刊時から、評論ともフィクションともつかぬ独特の原稿を寄稿してくれている東京在住のアーティスト。本誌以外にも『勇猛果敢なアイダのものがたり』ではアイダの対面インタビューを、『Oh Portland, So Much to Answer for』では(一部架空の)ポートランド史を寄稿してくれるなど、写真、テキスト、ドローイングといった使用メディアの違いを超えて精力的に活動中。今回も、見る者に絶妙な「?」の痕跡を残していく作品を展示してくれる予定です。
俵谷哲典(日・東京)
Tetsunori Tawaraya
2UP、デモンストレーションズといったエクストリームなバンドの一員としても活動中のアーティスト/コミック作家。『スウィート・ドリームス』誌上でも、今まで奇天烈なコミックを寄稿してくれているのでお馴染みでしょう。アーティストとして、これまで世界各地で作品を展示。その近未来原始を幻視したような不思議な作風は、前回のスウィート・ワールド展でもひときわ目を惹く存在でした。今回も新作コミック原画などで、ぐにゃりと時空を捻じ曲げてくれること請け合いです。
松井一平(日・愛知)
Ippei Matsui(payone.exblog.jp)
自身や親交の深いバンドのレコード・ジャケットを手がけたり、また、いろいろなグループ展やジンに参加しつつ、時間の経年変化のようなものを美しく霞んだイラストや版画などに取り入れてきたアーティスト。2006年には東京での個展にあわせ、図録『なまえがない』を制作。もちろん、言うまでもなく、スウィート・ドリームスよりサード・アルバム『SANDO』を発表したTEASIのボーカル/ギターとしても知られ、最近は新バンド、わすれろ草のメンバーとしても活動している。
ダヴィン・ブレイナード(米・デトロイト)
Davin Brainard
ヒズ・ネーム・イズ・アライヴのレーベル、タイム・ステレオを根城に、カラフルでラヴリーなステンシル作品を発表するアーティスト。彼のアートが彩る多くの作品の中にはアイダのリミックス盤『Shhh』も含まれ、スウィート・ドリームスの『勇猛果敢なアイダのものがたり』にも作品を寄せてくれています。デトロイトのギャラリー、UFOファクトリーの運営にもかかわり、プリンセス・ドラゴンマムの一員でもある異能の人。今回もいろいろ楽しい作品を送ってくれるとのこと。
アイダ・パール(米・ニューヨーク)
Ida Pearle
2008年にアイダという素敵なバンドの初来日を記念して刊行したCD付ブック『勇猛果敢なアイダのものがたり』の表紙アートを手がけてくれた才女。アイダの準メンバーとしても知られ(ヴァイオリンを担当)、そのアイダのアルバム『The Braille Night』や、アイダのシンガー、エリザベス・ミッチェルのキッズ・アルバム『You Are My Little Bird』でも、彼女の愛らしい貼り絵があしらわれていました。今回はプリントやグリーティング・カードを出品してくれる予定です。
以上のほか、もちろんスウィート・ドリームスの既発表作品の販売もあり。また、上記の参加予定作家とも少なからず縁のあるKレコードの主宰者、キャルヴィン・ジョンソンが選曲したレア曲満載のゴキゲンなミックス・テープも各種入荷予定。さらにロック・ファン必見、米ロスアンジェルス在住のドキュメンタリー映像作家、ピーター・チャンのDVDなんていうしろものまで。展示作品はもちろん、どの商品も数に限りがございますので、お早めにお買い求めください。再入荷の予定は、今のところありません。
無事終了いたしました。たくさんのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。