明日19日(日)と20日(月)の2日間。吉祥寺でとっても面白そうな実験映画の上映会が催されます。主催者は、タラ・ジェイン・オニールが作品に音楽をつけたことで知り合ったナイス・ガイ、牧野貴さん。7本ある上映作品の中には、彼の最新作『Inter View』も国内初お目見え。その作品の音楽を、タラと、今度スウィート・ドリームスからCDをリリースするドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターことブライアン・マムフォードが手がけているのです。こりゃ楽しみ。ほかにもジム・オルークが音楽を手がけたトラヴィス・ウィルカーソンの『National Archive V.1』など、世界各地から集まった作品がアジアで初上映されるまたとない機会となっています。各日とも午後7時30分からの会は特に混み合いそうとのことなので、事前の予約をオススメしますとのこと。詳細は以下の通りです。
Makino Takashi + Art Center Ongoing presents.7 Experimental Films screening.[+]2010.9.19(sun) / 20(mon)14:00 / 17:00 / 19:30~¥1000+1drink予約:info@ongoing.jpもしくは0422-26-8454までお名前と人数をお知らせください。上映プログラムAdele Horne [Quiero Ver] 2009 6min (US)Travis Wilkerson [National Archive V.1] 2001 15min (US)music by Jim O’RourkeMakinoTakashi [Inter View] 2010 22min (JAPAN)music by Tara Jane O’Neil & Brian MumfordJohann Lurf [The quick brown fox jumps over the lazy dog] 2009 3min (Austria)Ben Russell [Rock Me Amadeus] 2009 4min (US)music by FalcoTamaki Shinkan [Africa Ⅰ] 2010 10min (JAPAN)Ben Rivers [I know where I’m going] 2009 30min (UK)〈以下、牧野貴さんのオフィシャル・サイトより転載〉今回は、アメリカに上映に行った事も影響してか、アメリカからの作品が多くなりました。映画を見たという体験が、夢と区別無く記憶に溶け込んでしまうAdele Horneのドキュメンタリーに始まり、ロッテルダム国際映画祭、長編部門にて批評家連盟賞を受賞した実験映画界の革命児Ben Russellの渾身の短編から、Jim O’Rourkeの音楽と共に大空を飛翔/落下するTravis Wilkersonのファウンド・フッテージ、そしてロンドンからはBen Riversの中編が届きました。彼の代表作とも言える「This is my land」の続編とも言えるこの作品に流れる広大なランドスケープは、その虚無さゆえに、人類の終末を描いているようでもあります。オーストリアからは去年に引き続き、Johann Lurfの超絶カットアップフィルムが軽やかに届きました。彼の作品には、羽が生えているとしか思えない程のスピード感と飛翔感が有ります。そして日本からは、今年ロッテルダム国際映画祭にて作品が上映された、サイレント映画作家である田巻真寛の新作、そして僕の新作を発表します。全ての作品は、日本いや、アジア初上映となります。どうぞご期待下さい。会場で皆様にお会い出来る事を、心より楽しみにしております。*本上映会に併せた3カ月限定のツイッターはこちら。