The 24 Hour Drawing Performance with Arrington de Dionyso

さて、久しぶりに展示のお手伝いをします。そのお相手は…、ドコドコドコドコ…、ジャジャーン! アーリントン・デ・ディオニソ! アメリカ太平洋岸北西部、オリンピアからポートランドあたりを徘徊してきたキワモノ中のキワモノです。

古くは放校と咆哮と彷徨の偉大なバンド、オールド・タイム・レリジャンのフロントマンとして、近年はインドネシア放蕩のインスピレーションを糧にロック・ラガマフィンとでも言えそうな音楽性にシフト、さらにブンブンと唸りを上げるパフォーマーとして、また、その独特のダイナミックな筆致で描き上げたドローイングやペインティングも彼の既発作品の多くのカバーを飾ってきたことを覚えている人だって少なくはないはず。一度見たら、きっと忘れられなくなるような、ね。

東南アジアの陽と陰と雨を受けてますます開放されてきたその筆致と制作の様子を目前に見ることができるまたとないチャンスが日本で、それも我らが立川・砂川七番のギャラリー・セプチマで実現することになりました。12月14日と15日の2日間、それぞれ12時間ずつの24時間は彼のためにとっておいてください。最後にはすごい祝祭が待っている、かもしれません。名づけてアーリントン・デ・ディオニソの24時間ドローイング・パフォーマンス、どうぞ皆さまお楽しみに!

Q:ところで、24時間ドローイング・パフォーマンスって?
A:24時間ドローイング・パフォーマンスとは、5次元創造インスピレーションを体現するアーティスティックな錬金術の過程であり、そのありのままを赤裸々に横たえたその場限りのインスタレーションとなります。ギャラリーの空間は2日間に渡って開放され、12時間ずつ2回に分けて作品制作の場となります。それぞれの作品は完成するとすぐさま壁に貼られ、徐々に生きたインスタレーションとして「完成」していきます。気が向けばときたまインクと紙を床に置き、しばし楽器を手にして演奏に没頭することもあります。パフォーマンスの最後にはグランド・フィナーレが用意されていて(*「逆まわりの音楽 その10」)、私が去っても作品はそこに残るでしょう。

アーリントン・デ・ディオニソ(Arrington de Dionyso):聖職者だった両親の下、幼少時代のほとんどを教会で過ごし、図書館で借りられる音楽をむさぼるようにして聞き続ける。米ワシントン州スポケーンで初めてパンク・ロックに出会ってギターを手にし、パイン・コーン・アレーという自家製レーベルでカセットの制作を開始。大学2年生のときにバースデイ・パーティーとキャプテン・ビーフハートにフリー・ジャズのエッセンスを振りかけたようなバンド、オールド・タイム・レリジャンをスタート、その作品のほとんどはオリンピアのKレコーズからリリースされている。近年は毎年のようにインドネシアを訪れて、そのインスピレーションを糧にマライカ・ダン・シンガ(Malaikat Dan Singa/インドネシア語で「天使と獅子」の意味)というプロジェクト名で活動している。

会場:立川・砂川七番 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
会期:12月14日(土)〜15日(日)
時間:10:00am〜10:00pm
*12月15日(日)は午後4時まで開場。その後アーリントン・デ・ディオニソを迎えたライブ・イベント「逆まわりの音楽 その10」を午後5時より開催しますが、イベント中も作品は閲覧できます。

というわけで、展示2日目の12月15日には夕方からこんなイベントを開催します! 同時期に来日中アクロン/ファミリーからマイルス・クーパー・シートンも参加、さらにFRATENN一樂誉志幸さん、アーリントンとはマヘル・シャラル・ハシュ・バズの一員として共演経験があるマコハセガワさん(マコメロジーほか)とボルゾイのshibataの新ユニット、nan!ka?の計4組の響宴をどうぞお楽しみください。

逆まわりの音楽 その10〜アーリントン・デ・ディオニソの24時間ドローイング・パフォーマンスのグランド・フィナーレ篇
12月15日(日)立川・砂川七番 ギャラリー・セプチマ
東京都立川市柏町3-8-2/多摩都市モノレール砂川七番駅より徒歩2分
出演:アーリントン・デ・ディオニソ、マイルス・クーパー・シートン(アクロン/ファミリー)、一樂誉志幸(FRATENN)、nan!ka?(shibata+マコハセガワ)
開場 5:00pm/開演 5:30pm 入場料 2,000円(予約/当日とも)
予約・問い合わせ:スウィート・ドリームス・プレス安永哲郎事務室ギャラリー・セプチマ



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