アーティスト:ジャド・フェア、テニスコーツ&ノーマン・ブレイク(Jad Fair, Tenniscoats and Norman Blake)
タイトル:ハウ・メニー・グラスゴー(How Many Glasgow)
カタログ番号:SDCD-019
発売日:2014年10月15日
収録曲数:15曲
パッケージ:A式紙ジャケット(ダブル)
アートワーク:ジャド・フェア
定価:¥2,200+税
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2011年3月、ローファイ・ロックのゴッドファーザー、ジャド・フェアはテニスコーツと最初の双頭ジャパン・ツアー(こちら)に乗り出し、そのツアー中の2日間を使って録音した曲は同年の10月『エンジョイ・ユア・ライフ』という愛すべきアルバムとなって世に出ました。しかし、それだけでストーリーは終わりません。その後もことあるごとに「またテニスコーツとツアーして録音がしたい」とメールで懇願するジャド伯父さん、そこでまた2度目のジャパン・ツアーが2013年5月に企画され(こちら)、しかもそこにはスペシャル・ゲストとしてティーンエイジ・ファンクラブのノーマン・ブレイクの姿もあったのでした。
最初のツアーと同じように、ツアー中の休日の2日間は都内某所、大城真(夏の大△)のホームスタジオに4人の姿がありました。テニスコーツの曲にジャド・フェアが歌詞を乗せ、さやの歌声をノーマン・ブレイクの美しいファルセットが支えていく…。録音中の初夏の陽気はそのまま、本作を夏の予感とその思い出に満たしていきました。
ダニエル・ジョンストン、ヨ・ラ・テンゴ、ティーンエイジ・ファンクラブ、パステルズ、テープ、ビル・ウェルズ、パスタカス……。ジャド・フェアとテニスコーツが過去共同作業に励んだ相手をランダムにつなげても、なんら断絶はありません。別々のセッションにも関わらず共通するコラボレーション相手すら何人かいて、そして、ノーマン・ブレイクもそのひとりでした。
震災の翌日、神戸旧グ邸でツアーを終えたジャド・フェアに共演者のゑでぃ鼓雨磨(ゑでぃまぁこん、わすれろ草)がかけたお別れの言葉が前作なら、今回も舞台は同じツアー最終日の旧グ邸、アイドルのひとりを前にしてしどろもどろのボルゾイくんの問いかけが本作のタイトルとなりました。でもどこか「やあやあ、また来たね!」っていう風にも聞こえなくもないような……。さて、ジャド・フェアとテニスコーツ、ノーマン・ブレイクの4人があなたの玄関を再びノックします。トントントン、帰ってきたよ、いらっしゃいますか?