Take a look inside… 2/3

それでは、スウィート・ドリームス第4号の校正紙ツアー第2弾。今回は、何とページ数が128ページにもなっちゃった総力特集、トラベル・イン・マインドのご紹介です。ツアーをめぐる音楽の冒険。そして、旅の工夫や知恵、その過程で起こったことなどなど、さまざまな方に日記やインタビュー、エッセイやコラム、漫画などなどでご協力いただきました。ツアーの実際と幻想性みたいなものが、同時にここで浮き彫りになれば。そんな特集です。

ちなみに、この特集はページを上下2段に分け、それぞれが同時進行していく構成をとっているのですが、まず、上段の冒頭を飾るのはこの人、マイク・ワットさんです。ミニットメンファイアホースドス、最近では、再結成ストゥージズはもちろん、10~11月にかけて来日が決まっているミッシングメン等々。今なお精力的にツアーを続ける氏からツアーについての心得をご教授いただきました。D・ブーンの話は泣けるなぁ、実際。

そして、下段の冒頭はテニスコーツ、植野隆司さんの好評連載小説「ボサノヴァ」をツアー番外編として書き下ろしていただきました。これが何と3万字超! 約40ページにわたってずーっと続きます!オーストラリア~ニュージーランド~日本~ヨーロッパ……。テニスコーツやワンワンで赴いたツアー地の記憶が、ぐるぐるぐるとかき回され……。

今回、文字ばかりぎ~っしり詰まっているので、こういう楽しい(?)コミックも随所にお目見え。上は俵谷哲典君による2UPのヨーロッパツアー絵日記。セルビアのビールをなつかしむ中野くん(似てる!)の図なり。

何も、話を訊いたり、原稿を書いていただいているのはミュージシャンばかりとは限りません。例えば、ロンドンを拠点に活発なブッキングを続けている新進気鋭のイベント制作集団、アップセット・ザ・リズムの主宰者へのインタビューや、さらに、「riot grrrlというムーブメント」というジンでも知られる大垣ユカちゃんによるドイツ、ハンブルグのビルトヴェクセルという団体の紹介。Lilmag主宰者、野中モモさんの特集内ジン「CRAFTY THINGS」。熊本のレコード店、ピーナッツ・レコード店長、井手啓吾さんのレコード屋めぐりの旅、サイドウェイ・ソング・ツアーや、大和田俊之さんの国際ポピュラー音楽学会遠征記などなど、音楽の周りにあるトピックも満載なのです。

上の写真、上段はスーパーチャンク、マック・マッコーハンへの(意外にDIYに固執していない:笑)インタビュー。下段は、年内に再来日も予定されているコレクションズ・オブ・コロニーズ・オブ・ビーズの酔いどれジャパン・ツアー日記。ほかにも、P-heavy(韓国・ソウル)やM.A.G.O.(米・ニューヨーク)、saitocno齋藤くんによるハイ・ラマズの日本ツアーの模様や謎のバンド、J・レイ&ザ・グラスホッパーズ(コスタリカ)なども、それぞれ日記にて寄稿いただいています。とくにP-heavyのツアー日記が熱い! ライヴ1回だけなのに……(笑)。

今回の特集で何としても掲載したかったNYアンタイ・フォーク・シーンのアイドル、ジェフリー・ルイスのコミックも、ぎりぎりで無事掲載許可獲得。アメリカ式ツアーの実際をしるにはうってつけのこのコミック。みんなDIYとか何とか言うけど、やっぱりホテルでのんびりしたいんだねぇ。という、本音と建てまえのせめぎあいが見事にまとめられてます。

来春、来日しちゃいそうなジャド・フェア叔父さん、そして、目の付けどころに唸らされるディック・エル・デマシアドの初来日ツアーからの写真日記もドドーンと公開。ほかにも、最近メンバー・チェンジがあったミー・アミがツアー中の朝食を紹介してくれたり……。

西日本~九州で面白いブッキングを続けているシカゴ・クラブ、古賀竜太さんの、これまた熱いテニスコーツ&梅田哲也、2008年西日本ツアーの様子にツアー・マネージャーの気持ちの揺れを目の当たりにして……。

と、ここで突然の告知(笑)。シカゴ・クラブと言えば、ついに30回目を数えるシカゴ・クラブ・ナイトが福岡で開催される模様。僕も大好きなわすれろ草──松井一平(TEASI)、アキツユコ、そしてゑでぃまぁこんのゑでゐ鼓雨磨、柔流まぁこんのドリーミーな4ピース──がついに九州に乗り込みます。詳細は以下のとおり。お見逃しないように、ね。

10月9日(土)

open 6:30pm / start 7:00pm
2,000yen (adv) / 2,500yen (door)
出演:わすれろ草、やないけい
10月10日(日)
open 6:30pm / start 7:00pm
2,000yen (adv) / 2,500yen (door)
出演:わすれろ草、noumi yoshie band、nenecart、ニール☆UMA、モリソンホテル

と、誌上ツアーに戻ると、米ロスアンジェルスでカンボジア歌謡ロック(クメール・ポップ)を再興するデンギー・フィーバーの皆さんがご登場。初のカンボジア・ツアーの様子を訊いてみました。また、要所要所、チーム・キャシーのミャーザキくんたちが書いてくれたあれやこれやのコラム、キャルヴィン・ジョンソンから大量に送りつけられてきたアレが特集に花を添え……。

最後はサブライム・フリークエンシーズをアラン・ビショップとともに切り盛りするヒシャム・マイエさんの過酷なモーリタニア/西サハラの録音旅行記を。こうやってグループ・ドーウェイを世に送り出し、『Palace of the Winds』や『Musical Brotherhoods from the Trans-Saharan Highway』のような映像作品を形にしていっているのだと思うと、そりゃ気合の入り方が違うわな…と。
というわけで、続きはまた! あ、そうそう。発売まであと1週間、絶賛予約受付中です。直接、スウィート・ドリームスのメイルオーダーでお買い上げの方には、先着100名様に俵谷哲典謹製の豆コミックをお付けします。通販方法は、こちらの「How To Order」でご確認ください。

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