「from the desk of…」という、いろんな人の仕事場拝見ブログ(こちら)にニキ・マクルーアのスタジオが登場しています。簡単に訳してみたのでどうぞ! そういえば、今、ミランダ・ジュライの『いちばんここに似合う人』(新潮社)を読んでいて、その原題「No One Belongs Here More Than You」を思い出しちゃった。あなた以上にそこにぴったりとはまってる人はいない……。つまり、あなたの最高の居場所はそこなのよってことなのかな。いいタイトルだなー。さて、明日の朝、まさにこの場所、うちにスウィート・ドリームスが届きます。800冊も……(泣)。雨降らなきゃいいけど。
私がメールに返事をしたり、作品をスキャンしたり、小さなものをコンピュータで大きく拡大して見たりしている場所がここ。私の席の後ろにあるのは、6歳になる息子の作業ベンチ。私の仕事中、彼は剣とかボート、盾なんかをつくってるわね。私の祖母が、朝日を浴びながらそれ――プラズマ・カット実験――を見下ろしる。ときどき、晴れた日には光がコンピュータの脇から入って、タイプする私の指に虹をかけることがある。それが私のダイニング・ルームね。それでは、後ろのドアから仕事場に歩いていきましょう。そこに私の作業机があるの。今朝はちょっと散らかってるけどね。ファイル入れに、これから取りかかる仕事や廃案の束が待ってる。この日の仕事は、ハンモックに揺られる息子と夫が、夏休み最後の日の読書を楽しんでる絵を仕上げることだった。マットの下に写真を挿して上からなぞる。カッティング板はスケッチ中は使わないの。あれはカットするときだけ。今、欲しいのはもっといい照明ね。これはいつも、だんだん下がってきちゃうから。部屋の隅の棚に、カッターと一緒に古い刃を入れた箱があって、あと、紅茶と水用にコップがふたつ、鳥の餌台が全部の窓にある。それから息子が描いた、キノコと小屋の絵がある。机の上には、やることリスト、水、次の案件の写真、マジックペン(これじゃないと絵が描けなくて、だから、なくなったら一大事なの)、自分の一目瞭然カレンダー(自分でもカレンダーつくってるのにおかしいわよね)、餌台のカラスのスケッチ、i-phoneとその専用ヘッドホン(ガンになるからヘッドホンを使うよう勧められたの)。何も植えてない植木鉢(どうにかしないとね)。ピンと来た言葉のメモなんかがある。1日の終わりには、床がこんな感じになっちゃうの。ブルーベリー摘みしたときの葉っぱが1枚、部屋に紛れ込んでるわね。