三富栄治 – ひかりのたび

アーティスト:三富栄治(みとみ・えいじ)
タイトル:ひかりのたび
カタログ番号:SDCD-016
発売日:2013年9月15日
収録曲数:11曲
パッケージ:ジュエル・ケース(4パネルの厚紙フロントカード)
アートワーク:山口洋祐
寄稿:藤本徹

定価:¥1,800+税

ご購入はこちらから

Click on the link below to read the description of this title in English, purchase high-quality downloads, or listen to free streaming.
本作の英語での解説、また、無料ストリーミングやデジタルファイル購入希望の方は下記リンク先をご覧ください。

淡く郷愁をさそう室内楽アンサンブルという新境地に達した
官能と陰影のギタリスト、三富栄治の4thアルバム

写真:三田村亮

 たおやかなフルートのメロディからはじまる『ひかりのたび』は、しかし、勇気を振りしぼって不安を拭い、汗かきべそかき自分と対峙し、出会いがあり別れがあり、と、そのような局面をいくつも慈しむように見つめながら進みます。ほとんどの旅につきもののそのはじまりの心細さ、しかしそれもあとから振り返ればこれほど美しいものはないでしょう。思い出は甘美なもの、エレクトリック・ギターの独奏からはじまった主人公、三富栄治の記憶の底に光を当てれば、その周りをいま豊かな光ーーアンサンブルが包んでいるのが見えるかもしれません。

 竹村延和が主宰するチャイルディスクよりリリースした過去3枚のアルバムーー『Futuredays』(2003年)、『1st』(2005年)、『Planet』(2007年)ーーで、孤独なソロ・エレクトリック・ギター演奏(それこそローレン・マザケイン・コナーズやダグ・マッカムのブロークバックと比較されるような……)を披露してきた三富栄治ですが、本作では心機一転、triola、石橋英子やジム・オルーク、オオルタイチらのバンド・メンバーとして知られる波多野敦子(ヴァイオリン他)、GOMES THE HITMAN、NOA NOAの上野洋(フルート他)、NRQやsingo02歪曲楽団を支える服部将典(コントラバス)、トクマルシューゴやスッパバンドほかで大活躍中の岸田佳也(ドラムス他)といった手練の演奏家たちを招集して合奏する新境地に挑んでいます。

 トレードマークであるギターの独奏は2曲と控えめながら、コンポーザーとしての三富栄治の素晴らしさをこれほどよく伝える作品もないでしょう。昨年にはTEASIのメンバー(ベース)となり、演奏家として、また作曲家としてグッと幅を広げた音楽家が新たに踏み出した一歩、その新たな一歩の輝きに彼のこれまでの歩みが透けて見えるまるでひとりの人生のような作品、それが、この『ひかりのたび』です。

Tracks:
1. 風の舟
2. 蝶
3. 渡り鳥
4. 思い出
5. あたたかい夜
6. みずのワルツ
7. 再会
8. 小さな音楽会
9. ねむれいとしきひとよ
10. 天国の月
11. まちがい

Related Music & Shows

  1. 上を向いて

  2. Tara Jane O’Neil & Nikaido Kazumi

  3. Surround Circuit 2

  4. Dragging an Ox through Water – Panic Sentry

  5. Sad Horse Japan Tour 2015

  6. ライアン・フランチェスコーニ:ツアー前半終了!

  7. White Rainbow

  8. Warmers

  9. せいれつ

  10. オススメ美術展情報をいくつか

  11. Best Music – Music for Supermarket

  12. シャロン・ヴァン・エッテンのジャパン・ツアー2010

  13. Ryan Francesconi “Parables”

  14. スウィート・ドリームスのウィンター・セール

  15. Jad Fair exhibition “Powerful Love”

Artists

  1. オオカミが現れた:イ・ランの東京2夜ライブ

  2. GOFISH – アルバム『GOFISH』単独リリース・ライブ

  3. GOFISH – GOFISH

  4. Tara Jane O’Neil – The Cool Cloud of Okayness

  5. フジワラサトシ – 流れとよどみ

  6. GOFISH – 真顔

  7. NRQ「あの丘のむこうがわへ(remixed by VIDEOTAPEMUSIC)/lament…

  8. タナカ+村岡充: Live in Tokyo

  9. 碧衣スイミング&ミノルタナカ『オーバーオーバー』/MOON FACE BOY…

  10. イ・ラン(이랑) – プライド(ライブ・イン・ソウル 2022)

Newsletter

* indicates required