来週あたりからはじまる来日ラッシュ(デーモン&ナオミ→スフィアン・スティーヴンス→ルーファス・ウェインライト→コリーン/ハウシュカ)を前に、松の内あけからすでにぐったり体調悪し……ではあるのですが、気を持ち直して、最近のニュースを思いつくままに。まず、昨年の来日キャンセルにもメゲず氷結片手に寒空の下、途方にくれる、……じゃない。大活躍するトード・レコーズが、関連バンドによる各種Tシャツを惜しげもなくプチこんだストアをサイト内にオープンした模様。ディアフーフやヘラなど、ここでしか手に入らないものも多数あるようですので、ぜひご利用ください。また、シアトルの独立系出版社、イエティが、「スクエア・ルート」と題したハンディサイズのCD付アート・ブックを出版開始。……したのは昨秋ですが、その第1弾であるタラ・ジェイン・オニールの『Wings. Strings. Meridians.: A Blighted Bestiary』をようやく入手。全頁フルカラーという豪華な仕様ながら、レイチェル・カーンズ(元キッキング・ジャイアント、ザ・ニード)によるラフなレイアウトで、タラのイメージ世界をカジュアルにパッケージング。そういえば、レイチェル・カーンズって31ノッツのカバー・デザインはじめ、今やすっかりデザイナーなんですね。彼女の屋号、システム・ラックスのサイトにも多くの作品が載っていますので、興味のある方はこちらを。アメリカン・コミックとベルリン・ダダとロシア・アバンギャルドをミックスしたような、なんとも彼女らしいアートワークを、どこかで見たって人もきっと多いはず。また、本体だけでなく、付属されたCDがなかなかの仕上がり。基本的には世界各地のライヴ・テイクなどをまとめたレアトラック/デモテイク集といった体裁ですが、そこに収められた「素」のタラ・ジェイン・オニールがまことに心地よく、また、カッコいいのです。うん、タラって「カッコいい」んだよなあ。……と、最後に「作家のマイスペース」とでも言えそうな「レッド・ルーム」なるウェブサイトが新春オープンしたニュースを。こちら、『スウィート・ドリームス』第1号に書き下ろし短編小説を寄稿してくれたミッチ・カリンもメンバーに名を連ねていて(こちら)、彼のことを知るにはもってこいのサイトとなっていますので、ぜひご一覧を(しっかりスウィート・ドリームスの紹介もしてくれていますよ!)。では、皆様、芯から凍える日が続きますが、くれぐれも体に気をつけて。
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