どうもお久しぶりです! さて、ようやくゆっくりできる時間ができたので、今年に入ってから読まずに受信箱に貯めてしまっていたニューズレターをひとつひとつ開いては読んでいたところ、下のようなニュースがあったのでした。ちょうど、キャルヴィン・ジョンソン+カール・ブラウ+テニスコーツのツアーもはじまっていることだし(スケジュールはこちら)、偉大なKレーベルとそのインターナショナル・ポップ・アンダーグラウンド・ネットワークの一助となれば、と、簡単に訳出しておきます。もしよろしければ、下記のリンク先からドネーションをお願いできれば幸いです。
世界がわたしの家を直してくれる。
http://theworldfixmyhouse.blogspot.com/
私はメラニー・ヴェレラといいます。フランス人ですが、美しいアメリカのオレゴン州ポートランドに住んでいます。私はそのとき、フランスにいなかったのですが、先週の金曜日、いまだかつてないほど大きな嵐がフランスの南西部を襲いました。森の6割が壊滅状態で、ひょろりとしていても、固いモミの木がなぎ倒されたために多くの家が破壊されました。その午前4時のこと、私の母と継父は静かにベッドで寝ていたところ、まず最初の木が屋根の上に倒れてきたそうです。彼らは飛び起きて、もっと安全だと思われた居間に移りました。それから数分後、2本目の木が寝室の上に倒れてきたそうです。逃げていなければ、ふたりとも死んでいたでしょう。ふたりは何時間も身を隠しながら、家の近くの木が倒れていく音を聴き、一心に助かることだけを祈っていたそうです。その夜、家の屋根には合計4本の木が倒れこみ、もう修復不可能なほどメチャクチャになってしまいました。家の周りには、他にも倒れた木がゴロゴロしています。その家は、ふたりが数ヶ月前に建て終えたばかりの、母にとって最初の家だったんです。エコ設計でした。いま、ふたりは母の友達の家で夜を過ごし、昼はなんとか修復できるところだけでも修復しようとしています。水道もなく、電気もなく、電話もありません。修理を全額賄えるほど保険が降りるわけでもないとのことで、母は車を売ってしまいました。
わたしの父の家もまた、被害を受けたようです。それは私が生まれ育った家で、私のために両親が植えた4本のポプラの木のうちの1本が、屋根の一部を壊したそうです。子ども4人に4本のポプラ。そう。わたしたち兄弟には1本ずつポプラの木があったんです。
父は言います。「まるで誰かが地面にマッチ棒を置いたみたいなんだ。でっかいマッチ棒がそこら中に倒れてる」。
わたしはすぐに飛んで帰って、家族の手助けをしたかったのですが、残念なことに私の復路の航空券は日にちを変えることができませんでした。代わりに、新しい往復航空券を買わねばならず、でも、その余裕がわたしにはなかったんです。それで、なんとかして両親の家の補修費用を集めて、彼らの近くに寄り添ってあげられるような手立てはないものかと考えたのです。彼らの哀しみを癒すためにも、なんとかご協力をお願いします。
わたしはテンダー・フォーエヴァーというバンドをやっていて、数日後にベネフィット・ショーも開催します。出演バンドは、わたしのマイ・スペースで告知します。もし、これをご覧になっている方で、あなたのお住まいのある町でライヴを開催してみたいと思われたら、お気軽にご連絡ください。あなたのサポートに感謝いたします。
基金調達を助けてくれたKレコーズ、愛に満ちたお言葉を送ってくれた友達すべて、そして、両親が必要とするときに駆けつけてくれた兄弟、そして、世界中のあなたに感謝いたします。
メラニー・ヴェレラ