ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター(Dragging an Ox through Water):生まれも育ちも米北西部、現在もオレゴン州ポートランドに住むブライアン・マムフォードのソロ・プロジェクト。カントリー・ヒットになじんだ幼少時の記憶が、パンク/インダストリアルへの偏愛に歪められ、フィードバックとドローン、ヒスノイズと自家製オシレーターの山に埋もれていく。これまでに『The Tropics of Phenomenon』(国内盤はボーナス・トラック/リミックスを追加収録、パッケージを一新してスウィート・ドリームス・プレスから2010 年にリリースされている)、『Panic Sentry』(オリジナルLP は2014 年に米ミシシッピ・レコーズより発表)2枚のアルバムをリリースしている。過去にはジャッキー・オー・マザーファッカーの一員としても活動を共にし、来日経験も。アヴァン・ノイズ、ローファイ、フォーキー……どれもカテゴリーに苦しい名前のない牛。