早いものでもう11月も下旬、あと1か月と少しで2014年も終わりです。スウィート・ドリームス・プレスとしては1月にタラ・ジェイン・オニール7枚目のオリジナル・ソロ・アルバム『Where Shine New Lights』で幕を開け、ついで、ASUNAの7″EP『Butterflies』を、2月にレイチェル・ダッド/ICHIのスプリット7″、3月に逆まわりの音楽12でシグビョルン・アーペランさんをお迎えし、その月末からのタラ・ジェイン・オニールの来日中止、4月にNRQ at ネス湖、ミノル・タナカの『涙くんのいるところ』とGofishの7″「ねむりを待つあいだ/山ごもり」で春を迎え、6月にザ・ニュー・メンディカンツのジャパン・ツアーとミノル・タナカの涙くんショーで梅雨入り。ハァハァ…、ようやく夏休みでひと休み。さて、9月にレイチェル・ダッドのニュー・アルバム『We Resonate』が完成し、10月にニキ・マックルーア12年ぶりとなる日本での展示会、ジャド・フェア、テニスコーツ&ノーマン・ブレイクの『How Many Glasgow』とタラ・ジェイン・オニールの再来日ツアー、そして(←いまココ)、来月はICHIの新しい7″「Hippo+47 / 99」やソニー・スミスの来日ツアーの一部お手伝い、そして、来年まで続くレイチェル・ダッドとICHIのローテーション・リゾネーティング・ツアーなども横目にようやくホッと……できそうにはありませんが、とにかく、あと1か月と少しで2014年も終わりです。
そんなこんなでバタバタ、ワタワタしていたところでしたが、8月の頭にTEASIが自分たちのウェブサイトで『Unreleased Live Tracks』というライブ・アルバムのフリー・ダウンロードをはじめていたのでした。既にとっくの昔にダウンロードして聴きこんでいらっしゃる方も少なからずいらっしゃるでしょうし、この作品の発表直後にはかなり多くの方がダウンロードされたと聞いています。ですが、発表から4か月弱が過ぎ、はて、もしかしてまだご存知でない方もいらっしゃるのではと思い、東京はこんな寒い雨の日ですがお知らせした次第です。この季節に聞いてもらうのもきっといいんじゃないかなと。
このアルバムには7曲が収録されていて、最初の5曲は2010年5月9日、京都のアバンギルドでのものです。この日はタラ・ジェイン・オニールのジャパン・ツアーの京都公演に彼らは出演していて、場内のエアコンを消し、なるべく静かな環境の中で演奏をはじめたのでした。あのときのしんとした特別な空気はきっとここからも伝わるのではないでしょうか。
そして、最後の2曲は同年10月17日、名古屋のKDハポンでの自主企画「個個」の最初のそれで、このとき彼らは松倉如子さんと渡辺勝さんを招いて開催したのでした。ちなみにこの公演が現在のところTEASI最後のライブとなっています。なお、どの曲もゑでぃまあこんの元山ツトムさんがペダルスチールで参加しています。光り輝く半透明の羽衣をまとったTEASIの演奏をぜひ想像してみてください。そういえばその元山ツトムさん、12月20日に神戸・塩屋の旧グッゲンハイム邸で「唄とソース」というイベントを催されます(詳細はこちら)。スウィート・ドリームス・プレス馴染みの人たちも少なからず出演されますので、お近くの方はぜひ参加するように! ユーノウ?
高解像度音源のため、通常のものよりもダウンロードに時間がかかるようですが、そこにかかる時間の長さもまたTEASIだなとほほ笑んでしまう、そんな音源です。ぜひ聴いてみてください。ダウンロードはTEASIの公式ウェブサイトのトップページより。さあ、こ ち ら か ら ど う ぞ!