Take a look inside of the Cartoon Utopian

さて、ひとつ前のエントリーで概略をご紹介したスウィート・ドリームス・プレスからの久しぶりの新刊『ロン・リージー・ジュニア:コミックのユートピア/ユートピアのコミック』ですが、実は意外に凝った装丁になってたりするんです。どうなってるかというと……。

まず、こういう厚い紙に刷ったカバーがありまして、それを印刷屋さんに入れてもらったスジに沿ってふたつ折りにします。そして、内側の白い面の上の方に両面テープを貼りまして……。

別に印刷した32ページの冊子をぺタッと!

上から見るとこうなります。で、この小冊子でさらにひと工夫。これ、普通に左から右へめくっていく形ではなくって、日めくりカレンダーみたいに下から上へめくるよう綴じてあって……。

ね、こういう感じで上から下へとページが進んでいくわけです。例えば、今回の展示のキュレーターのふたりによるロン・リージー・ジュニア概論だったり……。

トランスポップ・ギャラリーの店主、ヤマダユウジさんのエッセイ「アメリカン・オルタナティブ・コミックのたそがれ」だったり……。

もちろん展示された作品の図版も随所に掲載……。

モンチコンの清水祐也さんからはロン・リージー・ジュニアの音楽キャリアを概説していただきました。

定評あるコミックは2本掲載。これはそのうちの1本「モンクレア人」。やっぱり、ロン・リージー・ジュニアの作品はカラーで見ていただきたいなと思って、今回奮発して、『スウィート・ドリームス』本誌には1ページもない(笑)フルカラー印刷でお届けしています。彼の作品とキャリアについてはこちらにある幾つかの既出エントリーでも紹介していますので、ぜひごらんください。

また、全国のレコード店・書店等への流通は8月15日を予定していますが、スウィート・ドリームス・プレスのメイルオーダーと、ロン・リージー・ジュニア展を開催していた京都のトランスポップ・ギャラリーでひと足早く販売を開始しました。もし、北米オルタナティブ・コミックのことや、00年代のアメリカン・オルタナティブ・カルチャーのことに興味がございましたら、ぜひ手にとってみてください。意外に見落としていた新事実があるかもしれませんよ!

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